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2018年4月20日

新規顧客開拓にセミナーを活用する東京アプレイザル その場として利用するTAP高田馬場 その特徴とは?

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「同じ100㎡の土地でも価値は違う」。土地の相続が発生した際、税理士は、その評価額を、そのエリアの路線価格から算出することが多い。しかし、同じ面積でも土地の形はバラバラ。長方形のものもあれば、台形もある。形状により使い勝手は変わり、そこを考慮しないと正確な評価額は算出できない。そういった課題感から不動産鑑定や相続不動産コンサルティング事業を展開する土地評価のエキスパートでもある東京アプレイザルは、ほぼ毎日、士業や不動産業者向けにセミナーを開催している。その会場として活用するのがJR高田馬場駅から徒歩3分にあるTAP高田馬場だ。東京アプレイザルにとって新規顧客開拓の重要な場となる同スペースの特徴について話を聞いた。

アジェンダ

  • 新規の顧客開拓や、既存顧客に自社を深く知ってもらうためにセミナーは有効
  • 戦略的価格で利用者増を目指すTAP高田馬場

新規の顧客開拓や、既存顧客に自社を深く知ってもらうためにセミナーは有効

TAP高田馬場
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東京アプレイザルは平成4年に初めてセミナーを開催。そこから現在までほぼ毎日、セミナーを開催している。その理由として、「自分達を知ってもらうことにセミナーは有効」「さらに来場された方達が自社の顧客になってくれる可能性が高い」と東京アプレイザルセミナー事業部 藤江洋次郎氏は語る。セミナー自体で収益を上げることを目的とするだけでなく、参加者との関係性の強化、さらにその先にいる顧客の不動産鑑定業務につながることを目指しているという。セミナーを起点として仕組みを構築し、事業基盤の強化に取り組んでいる。

セミナー開始当初は、同社の本拠地があった高田馬場周辺の貸し会場を利用していた。しかしその会場が閉鎖することになる。今後、セミナー会場をどうするかという議論を社内で進める中、自社でセミナー会場を持つと決断。平成24年、現在のビルに本社機能を移転するとともに、同ビル内にTAP高田馬場もオープンした。さらに同社のセミナー利用だけでなく、他社への貸会場事業も開始した。

 

戦略的価格で利用者増を目指すTAP高田馬場

 

同スペースは、大小4つのルームを持つ。スクール形式で96名収容のAルーム、同64名のBルーム。そして大会議室と小会議室だ。さらにAルームとBルームあわせて160名収容することもできる。

4つのルームは、同じフロアにあり、ロビーがハブとなる(フロアレイアウト図)。

TAP高田馬場フロアレイアウト
TAP高田馬場フロアレイアウト

 

上図のようなコンパクトなフロアは、来場者同士の情報交換も可能にしている。「ロビーで軽く情報交換し、話が盛り上がったら会議室を利用し詳細を詰めていくといった使い方もできます」と藤江氏は同スペースのメリットについて語る。また、「長時間、来場者に話を聞いていただくため、ずっと座っても疲れないようクッション性の高い椅子にしている」と話す。さらに昨今、企業はオウンドメディアやSNS活用が求められコンテンツを重要視している。1コンテンツ、マルチ展開がキーワードだ。それに対応すべく「東京反訳と提携しているので特別価格でセミナーの記事化を提供する」。セミナーのセッションを記事化して、自社のHPやオウンドメディア、SNS等に掲載できるようにしている。

現在、同スペースの利用者は企業が多い。利用用途は、セミナーや採用活動、研修、会議等。高田馬場は学生街ということもあり、学生向けのイベントやゼミの発表会でも利用されている。近くに早稲田大学うあ専門学校等があり、学生にとっては利用しやすい場所だろう。早稲田大学等の学生を対象にしたイベント、採用活動に適している。他に、『神山晃一絵画展』といった展示会場としての実績もあるという。

一方、同スペースの課題として、「スペースの稼働率をもっと上げたい」「空気を入れても収益は上がらない」(藤江氏)とした。今後はもっと様々な企業に利用してもらえるよう「思い切った価格設定をする」と攻めに転じる。同時に利用者のサポート体制も強化。スペースの予約から利用当日までに利用者と打合せを行い、きめ細やかに対応していくという。

今までは自社セミナーでの利用が多かったTAP高田馬場。今後、より多くの企業に利用してもらえるよう色々な施策を実行していくとし、話を締めくくった。(BIzMICE編集部)

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