イベント運営ノウハウ

2018年3月14日

キッザニアが仕掛けるコト消費体験

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11月15、16日にANAインターコンチネンタルホテル東京で宣伝会議主催の大規模セミナー『宣伝会議サミット2017』が開催された。初日の午前、「コト消費時代の、感性に訴えるマーケティング」と題しパネルディスカッションが行われた。パネラーは、ソニー・ミュージックレーベルズ EPICレコードジャパン Office RIA 部長 梶望氏(写真・中)、KCJ GROUP 取締役 専務執行役員 キッザニア事業本部長 能勢幸次氏(写真・右)で、モデレーターの月刊『宣伝会議』副編集長 陰山祐一氏(写真・右)が話を盛り上げた。本稿では、KCJ GROUP 能勢氏が語った内容をお伝えする。ソニー・ミュージックレーベル梶氏の内容をこちら

アジェンダ

  • コト消費体験:子供が普段見せない表情をどう引き出すか?
  • シラバスプログラムで、特化したターゲットに向けたメニュー開発

コト消費体験:子供が普段見せない表情をどう引き出すか?

 

キッザニアは東京と甲子園に施設を構え、楽しみながら学ぶ、エデュテインメントをコンセプトにしている。対象は、3~15才の子供と両親。施設内では、警察署、新聞社、消防署、銀行、デパート等、約100種類の職業・社会体験ができる。職業体験により、社会性、ホスピタリティ、協調性、行動力を学べ、仕事をするとお給料としてキッゾという施設で使える専用通貨がもらえる。まさにリアルな社会体験ができる場だ。1回あたりの体験時間は約30分で、1日に5~6体験をするお客様が多いという。

キッザニアでは、「普段、子供が家で見せない表情をどう引き出すか」を重視していると能勢氏は語る。その仕掛けの一つが、体験中は親と子供が一切コミュニケーション取れなくすること。

各体験ができるパビリオンは、基本的には子供しか入れない。親はガラス越しやモニター越しに子供が体験している様子を見るだけで、子供の声は聞こえないという。「中の声が聞こえると親御さんがいろいろと言ってくるケースがある。そうすると子供の素の表情が見られなくなる可能性がありますからね」(能勢氏)。一定の距離を置くことで、親と子供、それぞれが新たな気付きを得ることができる。体験を終えた子供は、親にその様子を話しながら、親は子供のさらなる発見に気付くといった効果があるとした。

気付きを得るには、子供にどれだけ新しい体験を提供できるかも重要だ。キッザニアでは、さまざまなイベントやプログラムを提供している。たとえば、英語プログラム、ジュニア チャレンジ ジャパン、模擬選挙、税務職員体験等だ。模擬選挙は、国政選挙のタイミングで実施し、選挙のリアル感を出すために、自民党や希望の党等、実際の政党のポスターを貼り、比例代表方式で投票してもらうという。

能勢氏は、「子供にいろいろなチャレンジをしてもらって、難しい事も達成することで成長できる」と語る。キッザニアでは年間130ものイベントを行っているとした。

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シラバスプログラムで、特化したターゲットに向けたメニュー開発



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