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2018年4月18日

コミュニティマーケティングで展開するドキュメンタリー映画『美味しいごはん』、食を通じて世の中を変える

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“食を通じて世の中を変える”をビジョンとして掲げ、『美味しいごはん』というドキュメンタリー映画が制作された。2018年夏に公開。主演はちこ。編集は映画「GANTZ」やドラマ「33分探偵」などの助監督を務めた奥田啓太。制作プロデューサー鈴木七沖、アートディレクター千原徹也、フードビジネスアドバイザー永田雅乙、企画協力 ひすい こたろう、そしてゼネラルマネージャー(総責任者)小田真嘉といった顔ぶれだ。食産業における3つの課題、同映画の背景について小田氏が語る。

アジェンダ

  • 食における消費者、食業界、生産者それぞれの課題

  • 美味しいごはんを通じて食産業を活性化

消費者、食業界、生産者それぞれの課題

 

この映画を制作するにあたり、消費者、食産業、生産者をリサーチしたという。いろいろと深堀していく中で「食文化の深い課題に直面した」とゼネラルマネージャー小田氏は語る。

『美味しいごはん』ゼネラルプロデューサー小田氏
『美味しいごはん』ゼネラルマネージャー小田氏

それぞれの課題を見ていく。

まずは消費者の課題。

消費者の食の課題

現在、多くの人は一人で食事をする機会が増えている。そのため食が作業の一環になっていると小田氏は指摘する。その動きは飲食店の料理人にも広がっている。料理人の料理といえばまかない。昔は若手がまかないを作り、先輩がその味を評価しながら皆で食べていた。しかし、今、そういった習慣は少なくなり、まかないも一人で作り、一人で食べているという。また、ファーストフードやコンビニの台頭で食の欧米化が進み、生活習慣病が増えていることや、生活費を切り詰める必要が出てきた場合は、真っ先に食費が削られている点も問題だとした。これらの背景に、「食を学ぶ機会が少ないからでは」と小田氏は分析する。

次に、飲食店や食品メーカー、流通等を指す食業界の課題。

食産業の課題

 

まずは食の安全性。食品添加物や化学調味料の使用や産地偽装、鳥や豚の飼育環境等、その闇は深い。破棄される食品の量も課題だ。食品の輸入は年間5500万トンにも及ぶが、利用は3500万トンで2000万トンは破棄されている。そのうち半分は家庭からの破棄だ。

そして、人手不足があげられる。飲食店は昨今、お店自体を継続させることが難しくなっており、不安定さから人材が集まらないとした。さらに、料理人としては、食意識の高い顧客が減っていることにも嘆いている。いいものを仕入れて作っても、顧客はインスタ用の写真撮影に熱心で、その味を味わってもらえてないという思いがあるという。料理人の地位が上がらないのも課題という。飲食では、銀行の融資が得られなくいという話もある。

最後は生産者の課題。

生産者の食の課題

 

大きな課題は、農家の数が減っていること。1965年、日本の農業人口は1151万人いた。2017年にはそれが200万人を切っている。さらに、その200万人の平均年齢は、68.5歳と高齢だ。安い輸入食品が大量に入ってくることで価格競争になり、現在でも約70%が生計をたてられてないという。

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『美味しいごはん』を通じて食産業を活性化

 

これらの課題が浮き彫りになるにつれ、映画の方向性について議論を行ったという。こういった課題をどう伝えるか?そもそも伝える必要があるのか?等。

議論が進む中、「こうした三者三様の課題にスポットを当てても、観る人は暗くなるだけ」との結論になり、『美味しいごはん』は、食べることは幸せであることを伝える、観る人が幸せになれる映画にしようという結論になった。

美味しいごはん

それを実現するために、3つを行うとした

1食の教育をしたい

2お米の復活

3食産業の活性化

食の教育は、映画を通じてはもちろん、さらに映画を見終わった後、観客同士でディスカッションを行い、それぞれの知見を話すことで食意識を高めていく方法もとる。さらに食意識の高いコミュニティを作り、食の意識が高まるコンテンツも提供していく。お米の復活は、お米中心だった日本の食文化、日本の良さを取り戻す。そして、これらを通じて、本来の料理人や生産者を増やす等、食産業を活性化していくとした。公開のスタイルは、自主映画のスタイルを取り、つながりにより広めていきたいとした。

映画公開前ラスト!美味しいごはんスペシャルトークショー
5/19(土)東京 13:30~17:00(13:00開場)Nagatacho GRID
5/20(日)博多 13:30~17:00(13:00開場)JR博多シティ会議室9F
お申込みはこちら!

 

美味しいごはん 2018夏上映

上映は2018年夏を予定している。食を考える貴重な機会としてまずは映画観賞から始めてみてはいかがでしょうか。(BizMICE編集部)

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